学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §18 肩関節烏口下脱臼の固定 / QJ31A018
理由で解く 柔道整復師
肩関節烏口下脱臼の整復後は、上腕を体幹に密着させた肩関節軽度屈曲・内転・内旋位で固定する。
烏口下脱臼は骨頭が前下方へ逸脱した状態で、外転・外旋・伸展が再脱臼を誘発する肢位となる。したがって固定は、これと反対の軽度屈曲・内転・内旋位に上腕を保ち、肘関節90度屈曲位として三角巾と包帯で上肢を体幹に一体化させる。固定期間は損傷した関節包・関節唇の修復に必要な期間を確保する一方、拘縮を起こしやすい高齢者では短めに設定し、若年者ほど長めにとる。固定中も手指・手関節・肘の自動運動は続けさせ、腋窩神経領域の感覚と末梢循環を確認する。固定除去後は外転・外旋を強制しない範囲から可動域訓練を始め、肩甲帯と回旋筋腱板の筋力強化へつなげる。
| 項目 | 正しい対応 | 避けるべき対応 |
|---|---|---|
| 肩関節の肢位 | 軽度屈曲・内転・内旋位 | 外転・外旋・伸展位 |
| 固定の方法 | 上腕を体幹に密着、腋窩に枕子 | 肩外側面に副子を当てる |
| 固定範囲 | 手指・手関節は自由 | MP関節手前まで覆う |
| 高齢者の固定期間 | 短めにして早期に訓練へ | 5〜6週の長期固定 |
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