学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §43 外科学概論 / QJ26A015
理由で解く 柔道整復師
広範囲熱傷では血管透過性が亢進して血漿成分が大量に組織へ漏れ出し、循環血液量減少性ショックとなる。
ショックは原因によって4つに整理する。循環血液量減少性(出血、脱水、広範囲熱傷)、心原性(心筋梗塞、重症不整脈、弁膜症)、心外閉塞・拘束性(緊張性気胸、心タンポナーデ、肺血栓塞栓症)、血液分布異常性(アナフィラキシー、敗血症、脊髄損傷による神経原性)である。広範囲熱傷では受傷直後から損傷部およびその周囲の血管透過性が高まり、血漿が血管外へ移動して循環血液量が急激に減少する。皮膚は冷たく蒼白・湿潤となり、頻脈、脈圧の低下、血圧低下、尿量減少、意識レベルの低下を示す(いわゆるコールドショック)。現場では保温と体位の確保を行い、速やかに救急要請して医療機関での輸液につなぐ。
| 分類 | 機序 | 代表的な原因 |
|---|---|---|
| 循環血液量減少性 | 血液・血漿・体液の喪失 | 出血、脱水、広範囲熱傷 |
| 心原性 | 心臓のポンプ機能低下 | 心筋梗塞、重症不整脈、弁膜症 |
| 心外閉塞・拘束性 | 静脈還流や心拍出の物理的な妨げ | 緊張性気胸、心タンポナーデ、肺血栓塞栓症 |
| 血液分布異常性 | 末梢血管の拡張による血液分布の偏り | アナフィラキシー、敗血症、神経原性 |
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