学習トップ教科書ドリル 生理学第12章 ▸ A. 骨格筋の神経支配 / Q12A008

教科書ドリル 生理学

Q12A008 運動

問題

運動ニューロンの軸索末端と骨格筋線維の間で、化学伝達物質を介して興奮を伝える部位を何というか。軸索末端と筋細胞膜の間には約50nmの間隙がある。

解答
正解神経筋接合部(neuromuscular junction, NMJ)
解説

神経筋接合部は、α運動NR軸索末端と錘外筋線維の間にある興奮性シナプスで、運動ニューロンの活動電位を筋細胞の活動電位へと変換する伝達装置である。軸索末端はシナプス間隙(約50nm)を挟んで筋細胞の終板と向かい合い、終末内には神経伝達物質アセチルコリンを含むシナプス小胞が多数存在する。骨格筋NMJは常に興奮性に働き、抑制性シナプスを持たない点で中枢のシナプスと異なる。臨床的には、重症筋無力症(MG/AChR抗体)、ランバート・イートン筋無力症候群(LEMS/P/Q型Ca²⁺チャネル抗体)、ボツリヌス中毒(ACh放出阻害)、有機リン中毒(AChE阻害→ACh蓄積)、筋弛緩薬(ベクロニウム等)など、薬理学・病態生理学の重要な作用点となる。

解説画像
運動ニューロンの軸索末端と骨格筋線維の間で、化学伝達物質を介して興奮を伝える部位を何というか。軸索末端と筋細胞膜の間には約50nmの間隙がある。 解説図
運動ニューロンの軸索末端と骨格筋線維の間で、化学伝達物質を介して興奮を伝える部位を何というか。軸索末端と筋細胞膜の間には約50nmの間隙がある。
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