学習トップ教科書ドリル 生理学第11章 ▸ C. 筋のエネルギー供給 / Q11C019

教科書ドリル 生理学

Q11C019 筋

問題

筋の熱産生に関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1筋収縮で遊離される化学エネルギーのすべてが力学的仕事に変換される。
2運動時の骨格筋による産熱量は、身体全体の産熱量のおよそ90%に達することがある。
3骨格筋の総重量は体重の約10%である。
4初期熱は筋が弛緩した後にのみ発生する熱である。
解答
正解2
解説

1. 誤り。筋のエネルギー効率は約20〜25%にすぎず、残りの70〜80%は熱として放出される(熱力学第二法則)。
2. 正しい。骨格筋の総重量は体重の約40〜50%(ほぼ半分)を占めるため、運動時には全身産熱量の約90%に達する。これが運動時体温上昇・熱中症・悪性高熱症の物理的基盤である。
3. 誤り。骨格筋は体重の約40〜50%を占める最大の組織である。
4. 誤り。初期熱は筋が「収縮してから弛緩するまで」の間に発生する熱であり、弛緩後に発生するのは「回復熱」である。

**ポイント**: 筋は「モーター」かつ「ストーブ」。約20〜25%が仕事、約75〜80%が熱。体重の約半分を占めるため、産熱の主役となる。寒冷時のシバリング(ふるえ産熱)もこの機構を利用(低体温症/麻酔覚醒時管理)。

解説画像
筋の熱産生に関する記述として正しいのはどれか。 解説図
筋の熱産生に関する記述として正しいのはどれか。
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