学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第11章 ▸ C. 筋のエネルギー供給 / Q11C001
教科書ドリル 生理学
筋のエネルギー供給と熱産生に関する次の記述のうち、誤っているのはどれか。
1. 正しい。ローマン反応(ADP+CP⇌ATP+Cr)は酸素不要の即時ATP再合成反応で、クレアチンキナーゼが触媒する。
2. 正しい。解糖系は嫌気的代謝で、最終産物として乳酸を生成する。短時間・高強度の瞬発運動で主役となる。
3. 正しい。有気的代謝では1モルグルコースから約38モルのATPが産生され、解糖系のみの場合(2モル)に比べて約19倍のエネルギー効率を示す。
4. 誤り。筋のエネルギー効率は約20〜25%にすぎず、残り約75〜80%は熱として放出される。筋は「モーター(力学的仕事)」と「ストーブ(産熱)」を兼ねる臓器で、運動時は全身産熱量の約90%を担う。
**ポイント**: エネルギー代謝4系統(ATP直接→CP→解糖→有気的)と、発熱(効率約20〜25%・残り熱)の全体像を統合的に捉える。臨床では運動処方(有酸素/無酸素)、横紋筋融解症(ミオグロビン尿)、悪性高熱症(過剰産熱)、死後硬直(ATP枯渇)などに応用される。

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