学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第10章 ▸ J. 視床下部 / Q10J009
教科書ドリル 生理学
視床下部の飲水中枢(口渇中枢・渇中枢)に関する記述として正しいのはどれか。
飲水中枢(口渇中枢・渇中枢)は視床下部外側野付近に存在し、主に2種類の情報を統合して口渇感を発生させる:(i)血漿浸透圧の上昇(脱水・食塩摂取などで生じる)を視床下部の浸透圧受容器が感受する経路、(ii)循環血液量の減少(出血・脱水)を心肺部圧受容器(低圧受容器=心房壁や大静脈に存在)および頸動脈洞圧受容器が感知し、その求心情報が視床下部に伝わる経路、である。これらにより口渇感が生じて飲水行動が誘発されると同時に、視索上核・室傍核からバソプレシン(ADH)分泌が促進され、腎臓での水再吸収が亢進して体液量と浸透圧を回復させる。したがって正答は2。腹内側核は満腹中枢(選択肢1は誤り)、延髄嘔吐中枢は最後野付近で別機能(選択肢3は誤り)、精神性発汗は大脳皮質経路であり飲水中枢を直接抑制するものではない(選択肢4は誤り)。

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