学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ C. シナプス伝達 / Q10C022

教科書ドリル 生理学

Q10C022 神経

問題

シナプス伝達の総合的理解を問う。次の記述のうち誤っているのはどれか。

選択肢
1神経筋接合部ではACh放出→ニコチン受容体開口→終板電位(EPP)→骨格筋の活動電位発生という流れで伝達される。
2GABA-A受容体はCl⁻チャネル型で、IPSPを発生させて神経活動を抑制する。
3NMDA受容体はGタンパク結合型受容体で、セカンドメッセンジャーを介して抑制性に働く。
4シナプス伝達は一方向性・シナプス遅延・易疲労・酸素および薬物感受性を特徴とし、軸索伝導とは異なる。
解答
正解3
解説

1. 正しい。神経筋接合部(骨格筋)は典型的な化学シナプスで、AChがニコチン受容体(Nm)に結合→Na⁺流入→脱分極=終板電位(EPP)→閾値到達で筋の活動電位、という流れ。重症筋無力症ではこの受容体への自己抗体、Lambert-Eaton症候群では前終末P/Q型Ca²⁺チャネルへの自己抗体が関与。
2. 正しい。GABA-A受容体はCl⁻流入による過分極(IPSP)を引き起こし、抑制性に働く。ベンゾジアゼピンはこの受容体のCl⁻透過性を高める。
3. 誤り。NMDA受容体は「イオンチャネル型」(Ca²⁺透過性のグルタミン酸受容体)で「興奮性」に働く。Gタンパク結合型のグルタミン酸受容体はmGluR(代謝調節型)である。
4. 正しい。シナプス伝達の4特徴と軸索伝導(不疲労・両方向性伝導・比較的薬物耐性)の対比は頻出。

**ポイント**: 興奮性の代表=グルタミン酸(AMPA・NMDA)/ACh(ニコチン・神経筋接合部)/ドパミン(受容体依存)。抑制性の代表=GABA(GABA-A/B)/グリシン。「NMDAはイオンチャネル型」を取り違えないこと。

解説画像
シナプス伝達の総合的理解を問う。次の記述のうち誤っているのはどれか。 解説図
シナプス伝達の総合的理解を問う。次の記述のうち誤っているのはどれか。
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