学習トップ教科書ドリル 生理学第9章 ▸ D. 老化 / Q09D002

教科書ドリル 生理学

Q09D002 生殖・成長と老化

問題

細胞種とその寿命または更新性の組み合わせとして正しいのはどれか。

選択肢
1神経細胞 ― 約120日で常に更新する
2腸管上皮細胞 ― 一生分裂しない
3神経細胞 ― 出生直後の時期に分裂能を失い、個体本体と等しい寿命をもつ
4心筋細胞 ― 数週間で完全に新生細胞に置き換わる
解答
正解3
解説

細胞種によって分裂能と寿命は大きく異なる。神経細胞は出生後早期に分裂能を失うため、ある神経細胞が壊れてもそれを補う形で近くの神経細胞が分裂して補充することはできず、残った神経細胞は個体本体と同じだけ生き続ける運命にある。これが、脳梗塞に代表される中枢神経系障害で後遺症が残りやすい生理学的背景である。心筋細胞も基本的に再生能を欠く。一方で腸管上皮細胞は2〜5日という短いサイクルで新生と消失のターンオーバーを続けており、小さな傷害は短期間で修復される。参考として、赤血球の寿命は約120日(第2章連携、章跨ぎ補強)である。選択肢1は神経細胞の数値が赤血球のもので取り違え、選択肢2は腸管上皮を不分裂としている点で誤り、選択肢4は心筋細胞に旺盛な再生能を仮定しており誤り。

解説画像
細胞種とその寿命または更新性の組み合わせとして正しいのはどれか。 解説図
細胞種とその寿命または更新性の組み合わせとして正しいのはどれか。
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