学習トップ教科書ドリル 生理学第8章 ▸ B4. 副腎 / Q08B4006

教科書ドリル 生理学

Q08B4006 内分泌

問題

コルチゾール(糖質コルチコイド)の主要な5つの生理作用を挙げよ。

解答
正解①肝での糖新生促進による血糖上昇(タンパク・脂肪分解を伴う)、②抗炎症・抗アレルギー作用、③許容作用(カテコールアミンの作用発現に必要)、④胃酸・ペプシン分泌促進(胃潰瘍傾向)、⑤抗ストレス・抗ショック作用。
解説

コルチゾールは束状層から分泌されるステロイドホルモンで、脂溶性ゆえに核内受容体を介して遺伝子発現を変えるため発現に時間を要するが効果は持続する。①糖新生促進は「血糖を上げる」ホルモンの一員という位置づけで、長期投与(ステロイド薬)で高血糖を起こしうる。②の抗炎症作用は臨床治療で最も利用される効果で、免疫抑制薬としても用いられる。③許容作用はこのホルモン自身では血圧を上げないがカテコールアミンの昇圧作用を発現可能にするという縁の下の働きで、副腎不全時のショックの機序を説明する。④胃に対する攻撃的作用により「ステロイド潰瘍」が起こりうる。⑤ストレス刺激→CRH-ACTH系→コルチゾール↑は生体のストレス対応の中核反応である。

解説画像
コルチゾール(糖質コルチコイド)の主要な5つの生理作用を挙げよ。 解説図
コルチゾール(糖質コルチコイド)の主要な5つの生理作用を挙げよ。
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