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論文:Effectiveness of acupuncture at acupoint BL1 (Jingming) in comparison with artificial tears for moderate to severe dry eye disease: a randomized controlled trial(中等度から重度のドライアイ疾患に対するBL1(睛明)経穴への鍼治療の有効性:人工涙液との比較による無作為化対照試験)

Li, J., Wang, Y., Li, Y., Ding, L., Zhao, Y., Li, Y., Du, S., Liu, S., Wu, H., Wu, H., Zhang, Y., Liu, Y., Zhao, H., & Liang, F. (2022). Effectiveness of acupuncture at acupoint BL1 (Jingming) in comparison with artificial tears for moderate to severe dry eye disease: A randomized controlled trial. Trials, 23(1), 625. https://doi.org/10.1186/s13063-022-06486-4

Effectiveness of acupuncture at acupoint BL1 (Jingming) in comparison with artificial tears for moderate to severe dry eye disease: a randomized controlled trial

中等度から重度のドライアイ疾患に対するBL1(睛明)経穴への鍼治療の有効性:人工涙液との比較による無作為化対照試験

🔍 論文の概要と睛明(BL1)の使用

この無作為化比較試験では、中等度から重度のドライアイ疾患(DED)患者120名を対象に、人工涙液と比較して睛明(BL1)への単一経穴鍼治療の効果を評価しました。結果、BL1への鍼治療は涙液分泌を有意に促進し、人工涙液よりもドライアイ症状の改善に効果的であることが示されました。 


📍 経穴「睛明(BL1)」の詳細

  • 名称:睛明(せいめい)

  • 経絡:足の太陽膀胱経(Bladder Meridian)

  • 位置:目頭のやや上方、内眼角のすぐ上のくぼみに位置します。

  • 主な作用

    • 風邪を散らし、熱を清める

    • 目の疾患(充血、腫れ、痛み、涙目、視力低下など)を改善

    • 視力を明るくし、目の疲れを和らげる

  • 適応症

    • ドライアイ

    • 結膜炎

    • 近視、夜盲症、色覚異常

    • 目のかすみ、眼精疲労

  • 刺鍼方法

    • 患者の目を閉じさせ、眼球を外側に軽く押しながら、内眼角の上方のくぼみに垂直に0.3〜0.5寸(約1〜1.5cm)刺入します。

    • 刺鍼後は、出血を防ぐために乾いた綿球で刺入部位を数秒間押さえます。

    • この部位は敏感であるため、慎重な操作が求められます。 


🧪 論文でのBL1の使用方法

研究では、BL1への鍼治療を週3回、8週間にわたって実施しました。鍼は涙液の分泌が確認されるまで繰り返し操作されました。治療後、24週間の追跡調査が行われ、涙液分泌量やドライアイ症状の改善が評価されました。結果、BL1への鍼治療は人工涙液よりも効果的であることが示されました。 ()


✅ 結論

この研究は、睛明(BL1)への単一経穴鍼治療が中等度から重度のドライアイ症状の改善に有効であることを示しています。BL1は目の疾患に対する主要な経穴の一つであり、視力の改善や目の疲れの軽減に役立つとされています。今後の研究により、BL1のさらなる効果や適応範囲が明らかになることが期待されます。