学習トップ理由で解く 生理学第12章 ▸ B. 運動の調節 / Q0852

理由で解く 生理学

Q0852 運動

出典:あマ指 第27回(2019) 問題31
問題
伸張反射の反射弓に含まれるのはどれか。
選択肢
1 運動野
2 脊髄後角
3 Ⅰb 群求心性線維
4 a 運動ニューロン
解答
正解4(a 運動ニューロン)
解説
✗ 1. 誤り
運動野
運動野(一次運動野)は大脳皮質に存在し、随意運動の起始部として錐体路を発する。脊髄レベルで完結する伸張反射の反射弓には含まれない。
✗ 2. 誤り
脊髄後角
脊髄後角は感覚情報の受容・中継・処理に関与する部位である。伸張反射ではIa群求心性線維が後根から脊髄に入った後、後角を経由せず直接前角のα運動ニューロンにシナプスするため、後角は反射弓に含まれない。
✗ 3. 誤り
Ⅰb 群求心性線維
Ib群求心性線維はゴルジ腱器官からの求心路であり、自原抑制(Ib抑制)に関与する。伸張反射の求心路はIa群求心性線維であり、Ib群線維は反射弓に含まれない。
✓ 4. 正しい
a 運動ニューロン
α運動ニューロンは伸張反射の反射弓において遠心路を担う。反射弓の全体構成は、筋紡錘(受容器)→Ia群求心性線維(求心路)→脊髄前角(反射中枢)→α運動ニューロン(遠心路)→錘外筋(効果器)であり、α運動ニューロンは反射弓に不可欠な構成要素である。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「反射弓は"錘→Ia→前角α→外筋"の一本道」と流れを暗記する。途中に介在ニューロンが入らない(単シナプス)点がポイント。
  • 関連知識: 伸張反射の反射弓は最も単純な反射弓であり、シナプスは1つ(Ia→α)のみである。臨床で腱反射を検査する際、反射弓のどの部位に障害があるかで病変部位を推定できる。
  • よくある間違い: 脊髄後角を反射弓に含めるケース。Ia群線維は後角を通過せず、直接前角のα運動ニューロンにシナプスする。
  • 教科書では「a.脊髄レベルでの調節」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第27回(2019) 問題31|伸張反射の反射弓に含まれるのはどれか。 解説図
あマ指 第27回(2019) 問題31|伸張反射の反射弓に含まれるのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手