学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ G. 脳幹 / Q0639

理由で解く 生理学

Q0639 神経

出典:鍼灸 第8回(2000) 問題44
問題
延髄に主たる調節中枢があるのはどれか。
選択肢
1 体温
2 姿勢
3 呼吸
4 飲水
解答
正解3(呼吸)
解説
✗ 1. 誤り
体温
体温調節中枢は視床下部(視索前野・前視床下部)に存在する。延髄には体温調節中枢はない。
✗ 2. 誤り
姿勢
姿勢調節は小脳、大脳基底核、脳幹の前庭神経核・網様体などが関与するが、延髄が「主たる」調節中枢ではない。
✓ 3. 正しい
呼吸
延髄には呼吸中枢があり、呼吸の基本リズム生成を司る。背側呼吸群(孤束核付近)には吸息ニューロンが、腹側呼吸群(疑核・後疑核付近)には呼息ニューロンが存在する。延髄にはその他にも循環中枢(心臓血管中枢:血圧・心拍調節)、嘔吐中枢、嚥下中枢、咳嗽中枢など生命維持に不可欠な中枢が集まっている。
✗ 4. 誤り
飲水
飲水行動の調節中枢は視床下部の外側野に存在する。浸透圧受容器も視床下部にあり、ADH分泌を介して体液量を調節する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 延髄の機能を「呼(呼吸)・循(循環)・嚥(嚥下)・嘔(嘔吐)」→ 「コジュエンオ(こじゅえんお)」と覚える。延髄損傷は致死的であることと対応させる。
  • 関連知識: 橋にも呼吸調節に関与する中枢(呼吸調整中枢)があり、延髄の呼吸リズムを修飾する。問題594でも呼吸中枢の部位が問われている。
  • よくある間違い: 体温調節と飲水調節の中枢を延髄と混同しやすいが、これらは視床下部に存在する。「延髄=呼吸・循環」「視床下部=体温・摂食・飲水」と区別する。
  • 教科書では「G.脳幹」の範囲に該当する。
解説画像
鍼灸 第8回(2000) 問題44|延髄に主たる調節中枢があるのはどれか。 解説図
鍼灸 第8回(2000) 問題44|延髄に主たる調節中枢があるのはどれか。
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