学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ A. ホルモンの特徴 / Q0490

理由で解く 生理学

Q0490 内分泌

出典:あマ指 第13回(2005) 問題49
問題
内分泌器官と分泌されるホルモンの組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 甲状腺 ――― サイロキシン
2 膵臓 ――― アドレナリン
3 副腎髄質 ――― エストロゲン
4 卵巣 ――― インスリン
解答
正解1(甲状腺 ――― サイロキシン)
解説
✓ 1. 正しい
甲状腺 ――― サイロキシン
甲状腺の濾胞細胞からサイロキシン(T4)が分泌される。サイロキシンはヨウ素を4つ含むアミノ酸誘導体ホルモンで、基礎代謝の亢進、産熱促進、成長発達促進などの重要な作用を持つ。TSH(甲状腺刺激ホルモン)による階層支配を受ける。
✗ 2. 誤り
膵臓 ――― アドレナリン
アドレナリンは副腎髄質から分泌されるカテコールアミンであり、膵臓からは分泌されない。膵臓から分泌されるのはインスリン(β細胞)やグルカゴン(α細胞)である。
✗ 3. 誤り
副腎髄質 ――― エストロゲン
副腎髄質からはアドレナリンとノルアドレナリンが分泌される。エストロゲンは卵巣(顆粒膜細胞)から分泌される性ホルモンである。
✗ 4. 誤り
卵巣 ――― インスリン
インスリンは膵臓ランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンであり、卵巣からは分泌されない。卵巣からはエストロゲンやプロゲステロンが分泌される。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 選択肢2-4は内分泌器官とホルモンが「入れ替わり」になっている→正しい対応に戻すと「膵臓→インスリン」「副腎髄質→アドレナリン」「卵巣→エストロゲン」となる。
  • 関連知識: 主な内分泌器官と代表ホルモンの一覧を暗記する。甲状腺→T3/T4・カルシトニン、副甲状腺→PTH、膵臓→インスリン・グルカゴン、副腎皮質→コルチゾール・アルドステロン、副腎髄質→アドレナリン・ノルアドレナリン、精巣→テストステロン、卵巣→エストロゲン・プロゲステロン。
  • よくある間違い: 副腎「皮質」と副腎「髄質」の区別に注意。皮質はステロイドホルモン(コルチゾール等)、髄質はカテコールアミン(アドレナリン等)。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
比較表
内分泌器官 代表的ホルモン 主な作用
甲状腺 サイロキシン(T4) 基礎代謝亢進
副甲状腺 パラソルモン(PTH) 血中Ca2+上昇
膵臓 インスリン/グルカゴン 血糖低下/血糖上昇
副腎皮質 コルチゾール/アルドステロン 血糖上昇/Na再吸収
副腎髄質 アドレナリン 心拍↑、血糖↑、気管支拡張
卵巣 エストロゲン/プロゲステロン 女性第二次性徴/妊娠維持
精巣 テストステロン 男性第二次性徴
解説画像
あマ指 第13回(2005) 問題49|内分泌器官と分泌されるホルモンの組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第13回(2005) 問題49|内分泌器官と分泌されるホルモンの組合せで正しいのはどれか。
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