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理由で解く 生理学

Q0487 内分泌

出典:あマ指 第29回(2021) 問題27
問題
血圧を上昇させるのはどれか。
選択肢
1 心房性ナトリウム利尿ペプチド
2 ノルアドレナリン
3 オキシトシン
4 メラトニン
解答
正解2(ノルアドレナリン)
解説
✗ 1. 誤り
心房性ナトリウム利尿ペプチド
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は心房壁の伸展刺激で分泌され、Na+・水の排泄促進と血管拡張作用により血圧を低下させるホルモンである。
✓ 2. 正しい
ノルアドレナリン
ノルアドレナリンは交感神経節後線維の伝達物質であり副腎髄質からも分泌される。α1受容体を介して末梢血管を収縮させ、末梢血管抵抗を高めて血圧を上昇させる代表的な物質である。
✗ 3. 誤り
オキシトシン
オキシトシンは下垂体後葉から分泌され、子宮平滑筋の収縮(分娩促進)と射乳を主作用とするホルモンであり(名称はギリシャ語のoxys+tokos=「速い出産」に由来)、血圧上昇は主作用ではない。
✗ 4. 誤り
メラトニン
メラトニンは松果体から夜間に分泌される睡眠関連ホルモンであり、血圧上昇作用は持たない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: ノルアドレナリンは「血管を縮める」→α1受容体→末梢血管収縮→血圧上昇と連想する。オキシトシンは「子宮を縮める」と区別する。
  • 関連知識: 血圧上昇に関与するホルモンとしてはノルアドレナリン(α1受容体→血管収縮)、アンジオテンシンII(血管収縮+アルドステロン分泌促進)、バゾプレッシン(V1受容体→血管収縮)が代表的。ANPは血圧低下ホルモンである。
  • よくある間違い: オキシトシンも平滑筋を収縮させるが主作用は子宮収縮・射乳であり、血圧上昇の代表はノルアドレナリンである。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
比較表
ホルモン 血圧への作用 機序
ノルアドレナリン 上昇↑ α1受容体→末梢血管収縮
アンジオテンシンII 上昇↑ 血管収縮+アルドステロン↑
バゾプレッシン(ADH) 上昇↑ V1受容体→血管収縮+水再吸収
オキシトシン 主作用ではない 子宮収縮・射乳が主作用
ANP 低下↓ Na+排泄↑+血管拡張
メラトニン 関与しない —
解説画像
あマ指 第29回(2021) 問題27|血圧を上昇させるのはどれか。 解説図
あマ指 第29回(2021) 問題27|血圧を上昇させるのはどれか。
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