学習トップ理由で解く 生理学第6章 ▸ C. 発汗とその調節 / Q0385

理由で解く 生理学

Q0385 体温

出典:あマ指 第21回(2013) 問題41
問題
発汗について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 精神性発汗は全身性に起こる。
2 体温調節にはエクリン腺が関与する。
3 交感神経支配を受ける。
4 温熱性発汗の調節は視床下部で行われる。
解答
正解1(精神性発汗は全身性に起こる。)
解説
✓ 1. 誤り
精神性発汗は全身性に起こる。
精神性発汗は全身性ではなく、手掌・足底など局所的に起こる。精神的緊張やストレスにより誘発され、大脳皮質が統御する。全身性に起こるのは温熱性発汗であり、外気温上昇時に手掌・足底を除く全身のエクリン腺から分泌され、体温調節を目的とする。温熱性発汗は視床下部が統御する。
✗ 2.
体温調節にはエクリン腺が関与する。
✗ 正しい。体温調節に関与する汗腺はエクリン腺(小汗腺)であり、全身に分布する。
✗ 3.
交感神経支配を受ける。
✗ 正しい。汗腺は交感神経支配を受ける。ただし神経伝達物質はノルアドレナリンではなくアセチルコリン(コリン作動性)である。
✗ 4.
温熱性発汗の調節は視床下部で行われる。
✗ 正しい。温熱性発汗の調節中枢は視床下部の体温調節中枢にある。
ポイント
  • 精神性発汗は手掌・足底の局所的発汗、温熱性発汗は手掌・足底を除く全身性発汗である。
  • 覚え方のコツ: 「精神=手に汗握る(手掌・足底)」「温熱=全身びっしょり(手掌・足底以外)」と対比して覚える。
  • 関連知識: 汗腺の神経支配は交感神経だが、伝達物質はアセチルコリン(コリン作動性)という例外的な組み合わせである。国試頻出ポイントである。
  • よくある間違い: アポクリン腺(大汗腺)を体温調節に関与すると誤解しやすいが、アポクリン腺は腋窩・陰部に分布し体温調節には関与しない。
解説画像
あマ指 第21回(2013) 問題41|発汗について誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第21回(2013) 問題41|発汗について誤っている記述はどれか。
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