学習トップ理由で解く 生理学第6章 ▸ A. 体温調節 / Q0368

理由で解く 生理学

Q0368 体温

出典:あマ指 第8回(2000) 問題52
問題
体温調節中枢について正しいのはどれか。
選択肢
1 核心温度の変化を感受する。
2 セットポイントの下降により発熱が起こる。
3 中枢は延髄にある。
4 プロゲステロンは体温を低下させる。
解答
正解1(核心温度の変化を感受する。)
解説
✓ 1. 正しい
核心温度の変化を感受する。
体温調節中枢は視床下部の前視床下部・視索前野に存在し、温度感受性ニューロンが核心温度(深部体温)の変化を血液温度として直接感受する。この情報をもとにセットポイントと実際の体温を比較し、産熱・放熱反応を調節している。皮膚の温度受容器からの情報も統合される。
✗ 2. 誤り
セットポイントの下降により発熱が起こる。
発熱はセットポイントの上昇により起こる。下降ではない。
✗ 3. 誤り
中枢は延髄にある。
体温調節中枢は視床下部(前視床下部・視索前野)にあり、延髄ではない。延髄にあるのは呼吸中枢や嘔吐中枢である。
✗ 4. 誤り
プロゲステロンは体温を低下させる。
プロゲステロン(黄体ホルモン)はセットポイントを上昇させ、体温を約0.5℃上昇させる。低下ではない。
ポイント
  • 体温調節中枢は視床下部にあり、温度感受性ニューロンが核心温度を感受してセットポイントと比較・調節する。
  • 覚え方のコツ: 「プロゲステロン=プロ(上へ)=体温上昇」「セットポイント上昇=発熱」と覚える。
  • 関連知識: 女性の基礎体温は黄体期にプロゲステロンの作用で約0.5℃上昇する。これを利用して排卵日の推定が可能である。
  • よくある間違い: 「セットポイント下降=発熱」と逆に覚えやすいが、セットポイントが上がることで体は「寒い」と感じ、産熱亢進・放熱抑制が起こり発熱する。
解説画像
あマ指 第8回(2000) 問題52|体温調節中枢について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第8回(2000) 問題52|体温調節中枢について正しいのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手