学習トップ理由で解く 生理学第5章 ▸ B. 代謝 / Q0339

理由で解く 生理学

Q0339 代謝

出典:あマ指 第5回(1997) 問題39
問題
基礎代謝について誤っているのはどれか。
選択肢
1 睡眠時の生命維持に必要な最小限の代謝である。
2 日本人の男性(20~40 歳)では、1 日あたり約1500kcal である。
3 体表面積に比例する。
4 男性より女性の方が低い。
解答
正解1(睡眠時の生命維持に必要な最小限の代謝である。)
解説
✓ 1. 誤り
睡眠時の生命維持に必要な最小限の代謝である。
基礎代謝は「覚醒状態」で心身ともに安静にしている時の代謝量であり、睡眠時のものではない。睡眠時の代謝量は基礎代謝よりさらに約10%低下する。また、基礎代謝量は生命維持に必要な「最低」のエネルギー量ではなく、睡眠時や飢餓時にはさらに低下しうる。測定条件は早朝空腹時・覚醒安静・快適室温である。
✗ 2.
日本人の男性(20~40 歳)では、1 日あたり約1500kcal である。
✗ 正しい。日本人成人男性の基礎代謝量は約1,500kcal/日である。
✗ 3.
体表面積に比例する。
✗ 正しい。基礎代謝量は体表面積あたりで表すと個人差が小さくなり、体表面積に比例する。
✗ 4.
男性より女性の方が低い。
✗ 正しい。女性は男性に比べ脂肪組織の割合が多く筋肉量が少ないため、基礎代謝が低い(女性は約1,200kcal/日)。
ポイント
  • 基礎代謝は「覚醒・安静・空腹時」の代謝量であり、睡眠時や飢餓時にはさらに低下する
  • 覚え方のコツ: 「基礎代謝 = 目が覚めて・じっとして・お腹すいて」の3条件で覚える
  • 関連知識: 基礎代謝は幼年期に高く老年期に低い、夏に低く冬に高い、甲状腺機能亢進症で増加する
  • よくある間違い: 「生命維持に必要な最小限」という表現に引きずられて正しいと判断しがちだが、睡眠時はさらに低い
解説画像
あマ指 第5回(1997) 問題39|基礎代謝について誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第5回(1997) 問題39|基礎代謝について誤っているのはどれか。
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