学習トップ / 理由で解く 生理学 / 第4章 ▸ C. 消化液 / Q0320
理由で解く 生理学
ガストリンの胃に対する最も重要な作用は壁細胞を介した胃酸(塩酸)分泌の促進である。ただし主細胞・平滑筋細胞も作用部位にあたる。
ガストリンは胃幽門部粘膜のG細胞から分泌され、機械的・化学的刺激や迷走神経活動の亢進で分泌が増え、血流を介して胃に戻ってくる。壁細胞に作用すれば塩酸を、主細胞に作用すればペプシノゲンを分泌させ、平滑筋細胞に作用すれば胃の運動(幽門部の収縮)を高める。つまり壁細胞(胃酸)・主細胞(ペプシノゲン)・平滑筋細胞(胃の運動)のいずれもガストリンの作用部位にあたるが、国試で問われる主要な作用は壁細胞を介した胃酸分泌の促進である。一方、粘液細胞(副細胞)は粘液を分泌して粘膜を保護する細胞で、ガストリンの作用部位としては挙げられない。この問は出題時に 1・2・4 のいずれも正解とする措置がとられており、本アプリもその措置のとおりに採点する。
| 胃腺の細胞・組織 | 分泌物・働き | ガストリンの作用 |
|---|---|---|
| 壁細胞 | 塩酸(HCl)、内因子 | 促進(主要な作用) |
| 主細胞 | ペプシノゲン | 促進(副次的) |
| 粘液細胞(副細胞) | 粘液(ムチン)による粘膜保護 | 作用部位としては挙げられない |
| 平滑筋細胞 | 胃の運動(混和・送出) | 促進(副次的) |

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