学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ I. リンパ系 / Q0216

理由で解く 生理学

Q0216 循環

出典:鍼灸 第33回(2025) 問題24
問題
リンパ系の働きでないのはどれか。
選択肢
1 過剰な間質液の吸収
2 間質液の異物の除去
3 間質液の膠質浸透圧の調節
4 間質液のpH の調節
解答
正解4(間質液のpH の調節)
解説
✗ 1. 誤り
過剰な間質液の吸収
リンパ管は毛細血管から漏出した過剰な間質液を吸収し、静脈系に戻す重要な機能を持つ。
✗ 2. 誤り
間質液の異物の除去
リンパ節にはリンパ球やマクロファージが存在し、間質液中の異物や病原体を除去する免疫機能を持つ。
✗ 3. 誤り
間質液の膠質浸透圧の調節
リンパ管は間質液中のタンパク質を回収して静脈系に戻すことで、間質液の膠質浸透圧の調節に寄与する。
✓ 4. 正しい
間質液のpH の調節
間質液のpH調節はリンパ系の主な働きではない。pH調節は主に肺からのCO₂排泄、腎臓からのH⁺排泄とHCO₃⁻再吸収、および血液の緩衝系(重炭酸緩衝系など)が担う。酸性物質は血液中のHCO₃⁻などの働きで中和される。CO₂は肺から、H⁺は腎臓から排泄される。
ポイント
  • リンパ系の3大機能は「過剰な間質液の吸収」「異物の除去(免疫)」「膠質浸透圧の調節(タンパク質回収)」である。
  • 覚え方のコツ: リンパの役割は「液・免・圧」(液体回収・免疫・浸透圧調節)の3つで整理する。
  • 関連知識: pH調節に関して「血液の緩衝系として重炭酸緩衝系、リン酸緩衝系、血漿タンパク緩衝系、ヘモグロビン緩衝系がある」。。
  • よくある間違い: リンパ系が「体液調節」に関わるため、pH調節もリンパ系の機能と誤解しやすい。pH調節は肺・腎臓・緩衝系の役割である。
比較表
リンパ系の機能 内容 関連する構造
間質液の吸収 過剰な間質液を回収し静脈系へ 毛細リンパ管
異物の除去 免疫細胞による防御機能 リンパ節
膠質浸透圧の調節 間質液中のタンパク質を回収 リンパ管
解説画像
鍼灸 第33回(2025) 問題24|リンパ系の働きでないのはどれか。 解説図
鍼灸 第33回(2025) 問題24|リンパ系の働きでないのはどれか。
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