学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ G. 血液循環 / Q0183

理由で解く 生理学

Q0183 循環

出典:鍼灸 第21回(2013) 問題34
問題
毎分心拍出量が増える直接の原因とならないのはどれか。
選択肢
1 一回心拍出量の増加
2 静脈還流量の増加
3 血圧の上昇
4 心拍数の増加
解答
正解3(血圧の上昇)
解説
✗ 1.
一回心拍出量の増加
✗ 正しい。毎分心拍出量=1回拍出量×心拍数。1回拍出量の増加は直接的に毎分心拍出量を増加させる。
✗ 2.
静脈還流量の増加
✗ 正しい。静脈還流量の増加はスターリングの法則により心筋を伸展させ、1回拍出量を増加させるため、毎分心拍出量の増加につながる。
✓ 3. 誤り
血圧の上昇
血圧の上昇は毎分心拍出量を直接増加させる原因とはならない。動脈圧=心拍出量×総末梢抵抗。ように、血圧は心拍出量の「結果」として変動するものである。むしろ血圧上昇は心臓の後負荷を増大させ、心拍出量の増加を妨げる方向に作用しうる。
✗ 4.
心拍数の増加
✗ 正しい。毎分心拍出量=1回拍出量×心拍数の式から、心拍数の増加は直接的に毎分心拍出量を増加させる。
ポイント
  • 毎分心拍出量=1回拍出量×心拍数であり、この2因子が直接の決定要素である。
  • 覚え方のコツ: 「CO=SV×HR」の公式を覚え、公式に含まれない「血圧」は直接因子ではないと判断する。
  • 関連知識: 激しい運動時には1回拍出量と心拍数がともに増加し、毎分心拍出量は安静時の約5倍(約25L)に達しうる。
  • よくある間違い: 血圧上昇と心拍出量増加を混同しやすいが、血圧は心拍出量と末梢抵抗の「積」であり、原因と結果の関係を区別する。
解説画像
鍼灸 第21回(2013) 問題34|毎分心拍出量が増える直接の原因とならないのはどれか。 解説図
鍼灸 第21回(2013) 問題34|毎分心拍出量が増える直接の原因とならないのはどれか。
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