学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ F. 心臓の構造と働き / Q0167

理由で解く 生理学

Q0167 循環

出典:あマ指 第19回(2011) 問題34
問題
心臓の刺激伝導系で房室結節の次に興奮が伝わるのはどれか。
選択肢
1 ヒス束
2 洞房結節
3 右脚・左脚
4 プルキンエ線維
解答
正解1(ヒス束)
解説
✓ 1. 正しい
ヒス束
刺激伝導系の興奮伝導順序は、洞房結節→心房筋→房室結節→ヒス束→右脚・左脚→プルキンエ線維→心室筋である。→房室結節に伝えられた興奮は心室中隔を走るヒス束に伝播し、さらに左脚・右脚を経てプルキンエ線維から心室筋全体に広がる。
✗ 2. 誤り
洞房結節
洞房結節はペースメーカーとして最初に興奮を発生させる部位である。→房室結節の「前」に位置し、「次」ではない。
✗ 3. 誤り
右脚・左脚
右脚・左脚はヒス束の次に興奮が伝わる部位である。→房室結節→ヒス束→右脚・左脚の順であり、1つ飛ばしている。
✗ 4. 誤り
プルキンエ線維
プルキンエ線維は右脚・左脚の次に興奮が伝わる最終段階である。→心室筋全体に興奮を伝播させる役割を持つ。
ポイント
  • 刺激伝導系は洞房結節→房室結節→ヒス束→右脚・左脚→プルキンエ線維の順に興奮を伝える。
  • 覚え方のコツ: 「洞→房→ヒ→脚→プ」(ドウ・ボウ・ヒ・キャク・プ)と頭文字で順番を暗記する。心房と心室は結合組織で隔てられ、刺激伝導系のみが興奮の橋渡しをする。
  • 関連知識: 刺激伝導系が心房-心室間で障害を受けると房室ブロックが生じ、心房と心室がそれぞれ独立したリズムで収縮する。
  • よくある間違い: ヒス束と右脚・左脚の順序を混同しやすい。ヒス束が心室中隔を走る「幹」であり、右脚・左脚はそこから分岐する「枝」と考えると理解しやすい。
比較表
部位 役割 自動能(拍/分)
洞房結節 ペースメーカー(正常調律) 60〜100
房室結節 興奮伝導の遅延(房室間調整) 40〜60
ヒス束 心房→心室への伝導路 30〜40
右脚・左脚 心室への分岐伝導
プルキンエ線維 心室筋全体への興奮伝播 15〜30
解説画像
あマ指 第19回(2011) 問題34|心臓の刺激伝導系で房室結節の次に興奮が伝わるのはどれか。 解説図
あマ指 第19回(2011) 問題34|心臓の刺激伝導系で房室結節の次に興奮が伝わるのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手