学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ F. 心臓の構造と働き / Q0164

理由で解く 生理学

Q0164 循環

出典:あマ指 第18回(2010) 問題36
問題
心臓について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 自動能がある。
2 機能的合胞体である。
3 平滑筋で構成される。
4 冠状動脈によって栄養される。
解答
正解3(平滑筋で構成される。)
解説
✗ 1.
自動能がある。
✗ 正しい。心臓は洞房結節のペースメーカー細胞により自動的・律動的に収縮する自動能をもつ。心筋は自動的・律動的に収縮する自動能をもつ。
✗ 2.
機能的合胞体である。
✗ 正しい。心筋細胞は介在板のギャップ結合により電気的に連絡し、全体があたかも1個の細胞のように同期して収縮する。心房・心室の心筋細胞を全体として機能的合胞体と呼ぶ。
✓ 3. 誤り
平滑筋で構成される。
心臓は横紋筋(心筋)で構成されており、平滑筋ではない。心筋と呼ばれる特殊な横紋筋により構成される。→ 心筋は横紋筋であるが骨格筋とは異なり不随意筋であり、自律神経の支配を受ける点が特徴的である。
✗ 4.
冠状動脈によって栄養される。
✗ 正しい。心臓自体は大動脈起始部から分岐する冠状動脈(左右)により血液の供給を受けて栄養される。→ 冠状動脈の閉塞は心筋梗塞の原因となる。
ポイント
  • 心臓は横紋筋(心筋)で構成され、平滑筋ではない。ただし不随意筋であり自律神経支配を受ける
  • 覚え方のコツ: 「心筋=横紋筋+不随意筋」→ 骨格筋(横紋筋+随意筋)と対比して覚える
  • 関連知識: 筋肉は骨格筋(横紋筋・随意筋)、心筋(横紋筋・不随意筋)、平滑筋(不随意筋)の3種類に分類される
  • よくある間違い: 心筋が不随意筋であることから平滑筋と混同しやすいが、心筋は横紋構造をもつ
比較表
部位 役割 自動能(拍/分)
洞房結節 ペースメーカー(正常調律) 60〜100
房室結節 興奮伝導の遅延(房室間調整) 40〜60
ヒス束 心房→心室への伝導路 30〜40
右脚・左脚 心室への分岐伝導
プルキンエ線維 心室筋全体への興奮伝播 15〜30
解説画像
あマ指 第18回(2010) 問題36|心臓について誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第18回(2010) 問題36|心臓について誤っている記述はどれか。
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