学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ A. 血液の組成と働き / Q0091

理由で解く 生理学

Q0091 循環

出典:あマ指 第4回(1996) 問題48
問題
アシドーシスのときに血液中で増加するのはどれか。
選択肢
1 カリウムイオン
2 ナトリウムイオン
3 水素イオン
4 マグネシウムイオン
解答
正解3(水素イオン)
解説
✗ 1. 誤り
カリウムイオン
K⁺はアシドーシス時に細胞内からH⁺と交換で細胞外へ移動し高カリウム血症を伴うことがあるが、アシドーシスの定義そのものではない。
✗ 2. 誤り
ナトリウムイオン
Na⁺はアシドーシスの直接的な変動因子ではない。
✓ 3. 正しい
水素イオン
アシドーシスとは血液のpHが正常範囲(7.35〜7.45)より酸性側に傾いた状態であり、水素イオン(H⁺)濃度が増加していることを意味する。pHが正常範囲を超えて酸性側に向かう状態をアシドーシスと呼ぶ。H⁺濃度の上昇がアシドーシスの定義そのものである。
✗ 4. 誤り
マグネシウムイオン
Mg²⁺はアシドーシスの直接的な変動因子ではない。
ポイント
  • アシドーシス=血液pH低下=H⁺濃度上昇であり、H⁺の増加が最も直接的な定義である。
  • 覚え方のコツ: 「アシド(acid=酸)→H⁺増加」と語源から覚える。
  • 関連知識: アシドーシスもアルカローシスも、呼吸性の機序と代謝性の機序がある。。呼吸性アシドーシスはCO₂蓄積、代謝性アシドーシスはH⁺排泄障害やHCO₃⁻喪失で生じる。
  • よくある間違い: K⁺もアシドーシス時に血中で上昇するため選びやすいが、K⁺上昇は二次的変化であり、アシドーシスの定義に直結するのはH⁺である。
比較表
イオン アシドーシス時の変化 理由
H⁺ 増加(定義そのもの) pH低下=H⁺濃度上昇
K⁺ 二次的に増加しうる H⁺と交換で細胞外へ移動
Na⁺ 直接的変動なし アシドーシスの主因子ではない
Mg²⁺ 直接的変動なし アシドーシスの主因子ではない
解説画像
あマ指 第4回(1996) 問題48|アシドーシスのときに血液中で増加するのはどれか。 解説図
あマ指 第4回(1996) 問題48|アシドーシスのときに血液中で増加するのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手