学習トップ理由で解く 生理学第1章 ▸ B. 細胞の構造と機能 / Q0023

理由で解く 生理学

Q0023 生理学の基礎

出典:鍼灸 第9回(2001) 問題34
問題
不要な物質を分解処理する細胞小器官はどれか。
選択肢
1 粗面小胞体
2 ミトコンドリア
3 リソソーム
4 ゴルジ装置
解答
正解3(リソソーム)
解説
✗ 1. 誤り
粗面小胞体
粗面小胞体は表面にリボソームが付着しており、タンパク質合成の場である。
✗ 2. 誤り
ミトコンドリア
ミトコンドリアはATP(アデノシン三リン酸)を大量に合成・供給するエネルギー産生の場である。
✓ 3. 正しい
リソソーム
リソソーム(ライソソーム)は不要な物質を分解処理する細胞小器官である。加水分解酵素を多く含んでおり、不要な物質を分解処理する。膜で包まれた袋状の小顆粒で、細胞質内に散在し、「細胞の消化器官」とも呼ばれる。取り込まれた異物や老廃物を酸性環境下で分解する。
✗ 4. 誤り
ゴルジ装置
ゴルジ装置は小胞体から受け取ったタンパク質を濃縮し、細胞外に分泌する働きを持つ。
ポイント
  • リソソーム=「加水分解酵素」=「不要物の分解処理」がキーワードの3点セットである
  • 覚え方のコツ: 「リソソーム」の「リソ」=lyso(溶かす)→ 不要物を溶かして分解する、と語源で覚える
  • 関連知識: 細胞小器官として、ミトコンドリア・小胞体・ゴルジ装置・リソソーム・中心体の5つが挙げられる。
  • よくある間違い: ゴルジ装置と混同しやすいが、ゴルジ装置は「濃縮・分泌」、リソソームは「分解処理」と機能が異なる
比較表
細胞小器官 主な機能 特徴
ミトコンドリア ATP産生(内呼吸) 内外二重膜、クリステ構造
粗面小胞体 タンパク質合成 リボソーム付着
滑面小胞体 物質の合成・分解、Ca²⁺貯蔵 リボソームなし
ゴルジ装置 タンパク質の濃縮・分泌 扁平な袋の積み重ね
リソソーム 不要物質の分解処理 加水分解酵素を含む
中心体 細胞分裂 1対の円筒状小体
解説画像
鍼灸 第9回(2001) 問題34|不要な物質を分解処理する細胞小器官はどれか。 解説図
鍼灸 第9回(2001) 問題34|不要な物質を分解処理する細胞小器官はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手