学習トップ理由で解く 作業療法士第4章 ▸ 一般 / QO61P094

理由で解く 作業療法士

QO61P094 臨床医学大要

出典:第61回作業療法士国家試験(2026)午後 問94
問題
がんの放射線療法の晩期に出現する副作用はどれか。
選択肢
1 結膜炎
2 骨壊死
3 脱毛
4 脳浮腫
5 放射線宿酔
解答
正解2(骨壊死)
解説

晩期有害事象は治療後数か月〜数年で出現し不可逆的なことが多い。骨壊死・線維化・二次がんなどが代表。

放射線療法の有害事象は出現時期で急性期(照射中〜直後、数週以内)と晩期(数か月〜数年後)に分けられる。急性期反応は分裂の盛んな細胞の障害によるもので、多くは可逆的(脱毛、皮膚炎、粘膜炎、結膜炎、放射線宿酔、照射早期の脳浮腫など)。晩期反応は血管障害と組織の線維化を背景とし、骨壊死(顎骨壊死など)、皮膚・肺・腸管の線維化、狭窄、二次発がんなどで、不可逆的で難治なことが多い。選択肢中で晩期に生じる代表は骨壊死である。

✗ 1. 誤り
結膜炎
照射早期にみられる急性期反応
✓ 2. 正しい
骨壊死
血管障害・線維化を背景に照射後数か月〜数年で生じる晩期反応
✗ 3. 誤り
脱毛
照射部の毛根障害による急性期反応で、多くは可逆的
✗ 4. 誤り
脳浮腫
脳への照射早期にみられる急性反応
✗ 5. 誤り
放射線宿酔
照射早期の全身倦怠・悪心などの急性反応
ポイント
  • 急性期反応=可逆的(脱毛・皮膚炎・粘膜炎・宿酔)
  • 晩期反応=線維化・血管障害で不可逆(骨壊死・二次がん)
  • 骨壊死は晩期の代表
比較表
放射線療法の有害事象の時期
時期主な有害事象
急性期(数週以内)脱毛・皮膚炎・粘膜炎・結膜炎・放射線宿酔・脳浮腫
晩期(数か月〜数年)骨壊死・線維化・狭窄・二次発がん
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