学習トップ理由で解く 作業療法士第4章 ▸ 一般 / QO60A092

理由で解く 作業療法士

QO60A092 臨床医学大要

出典:第60回作業療法士国家試験(2025)午前 問92
問題
Guillain‐Barré症候群の初期症状で特徴的なのはどれか。
選択肢
1 体重減少
2 激しい関節痛
3 突然の視覚喪失
4 皮膚の色素沈着
5 遠位中心の筋力低下
解答
正解5(遠位中心の筋力低下)
解説

Guillain‐Barré症候群は先行感染後に発症する急性の免疫介在性多発根神経炎で、両下肢遠位から始まり上行する左右対称性の弛緩性筋力低下が特徴。

Guillain‐Barré症候群は感冒や下痢などの先行感染の1〜3週間後に発症する自己免疫性の末梢神経障害である。典型的には両下肢遠位の筋力低下・しびれから始まり、数日〜2週間で近位・上肢・体幹へと上行性に進展する(上行性運動麻痺)。腱反射は早期から減弱・消失し、重症例では呼吸筋麻痺に至る。したがって初期症状として『遠位中心の筋力低下』が特徴的である。

✗ 1. 誤り
体重減少
本症候群の特徴的初期症状ではない
✗ 2. 誤り
激しい関節痛
関節炎・関節痛は主症状ではない。感覚障害や筋痛は生じ得るが特徴とはいえない
✗ 3. 誤り
突然の視覚喪失
視神経障害は典型像ではない
✗ 4. 誤り
皮膚の色素沈着
皮膚症状は本症候群と無関係
✓ 5. 正しい
遠位中心の筋力低下
下肢遠位から始まる左右対称性・上行性の弛緩性麻痺が特徴で、腱反射も低下する
ポイント
  • 先行感染後1〜3週で発症する免疫介在性末梢神経炎
  • 遠位から近位への上行性・左右対称性の弛緩性麻痺
  • 腱反射の減弱・消失、重症例で呼吸筋麻痺
比較表
Guillain‐Barré症候群の特徴
項目内容
先行因子感染(Campylobacter等)・ワクチン後
麻痺の型上行性・左右対称・弛緩性
腱反射減弱〜消失
髄液蛋白細胞解離
予後多くは可逆性で回復良好
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