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理由で解く 作業療法士

QO60A051 解剖学

出典:第60回作業療法士国家試験(2025)午前 問51
問題
左大腿中央部の横断面を図に示す。aの筋はどれか。
図
選択肢
1 薄筋
2 縫工筋
3 大内転筋
4 短内転筋
5 長内転筋
解答
正解1(薄筋)
解説

大腿横断面で内側縁の最表層を細長い帯状に走る筋は薄筋である。

図は左大腿中央部の横断面で、上が前方・下が後方・右が内側・左が外側。中央の淡色構造が大腿骨で、その周囲を前方の大腿四頭筋群、内側の内転筋群、後方のハムストリング群が取り囲む。矢印aは大腿内側縁の最表層を走る、薄く細長い帯状の筋を指しており、これは薄筋(gracilis)である。薄筋は内転筋群の中で最も内側かつ表層に位置し、横断面では細い帯状に見えるのが特徴。縫工筋はより前方を斜走し、長内転筋・短内転筋・大内転筋はいずれもより深部〜後方に位置するため、内側縁最表層のaには該当しない。したがって正答は薄筋。

✓ 1. 正しい
薄筋
大腿内側縁の最も表層を走る、薄く細長い帯状の筋。図のaが指す内側縁最表層の筋がこれに一致する
✗ 2. 誤り
縫工筋
大腿前内側を上外側から下内側へ斜走する細長い筋で、この断面ではより前方に位置し、aの位置とは異なる
✗ 3. 誤り
大内転筋
内転筋群で最大かつ最も後方に位置する大きな筋で、aが指す細い筋とは大きさ・位置が合致しない
✗ 4. 誤り
短内転筋
長内転筋と大内転筋の間の深層にある小さな筋で、内側縁表層を指すaとは層・位置が異なる
✗ 5. 誤り
長内転筋
内転筋群の前方に位置する筋で、内側縁最表層を走るaとは位置が異なる
ポイント
  • 薄筋=大腿内側縁の最表層を縦走する細長い二関節筋
  • 内転筋群で唯一膝関節(脛骨)に停止する
  • 鵞足を構成(縫工筋・薄筋・半腱様筋)
比較表
大腿内側の内転筋群
支配神経特徴
薄筋閉鎖神経最内側・表層、二関節筋、鵞足
長内転筋閉鎖神経内転筋群前層
短内転筋閉鎖神経長内転筋の深層
大内転筋閉鎖神経+脛骨神経最大・後方深層
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