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理由で解く 作業療法士

QO58A069 生理学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午前 問69
問題
肺活量算出に最低限必要な肺気量分画はどれか。2つ選べ。
選択肢
1 予備吸気量
2 予備呼気量
3 1回換気量
4 全肺気量
5 残気量
解答
正解4(全肺気量)、5(残気量)
解説

肺活量(VC)=全肺気量(TLC)−残気量(RV)。この2つがあれば最少の分画で肺活量を算出できる。

肺活量(VC)は最大吸気位から最大呼気位までに呼出できる量で、予備吸気量+1回換気量+予備呼気量の3分画の和として表せる一方、全肺気量(TLC)から残気量(RV)を差し引いても求められる(VC=TLC−RV)。設問は『最低限必要な分画』を問うており、3つを足すより全肺気量と残気量の2分画から差で求める方が少ない項目で算出できるため、選択肢4(全肺気量)と5(残気量)が正解となる。

✗ 1. 誤り
予備吸気量
VCの構成要素だが単独では不十分で、最少構成には含まれない
✗ 2. 誤り
予備呼気量
VCの構成要素だが最少構成としては選ばれない
✗ 3. 誤り
1回換気量
VCの構成要素だが最少構成としては選ばれない
✓ 4. 正しい
全肺気量
VC=全肺気量−残気量の一方の項として必要
✓ 5. 正しい
残気量
VC=全肺気量−残気量の他方の項として必要
ポイント
  • 肺活量(VC)=全肺気量(TLC)−残気量(RV)
  • VC=予備吸気量+1回換気量+予備呼気量(3分画)
  • 最少2分画で算出するならTLCとRV
比較表
肺気量分画の関係
定義/関係
1回換気量(TV)安静時1回の吸気・呼気量
予備吸気量(IRV)安静吸気位からさらに吸える量
予備呼気量(ERV)安静呼気位からさらに吐ける量
残気量(RV)最大呼気後も肺に残る量
肺活量(VC)IRV+TV+ERV = TLC−RV
全肺気量(TLC)VC+RV
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