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理由で解く 作業療法士

QO56P083 リハビリテーション医学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午後 問83
問題
ASIAの評価法における脊髄の髄節とその感覚支配領域検査ポイントの組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 C5 ― 鎖骨上窩
2 T4 ― 乳頭
3 T12 ― 臍
4 L3 ― 鼠径靱帯
5 S4 ― 膝窩
解答
正解2(T4 ― 乳頭)
解説

ASIAのキーセンサリーポイントで乳頭線はT4。C5は肘窩の外側、臍はT10、鼠径靱帯の中点はT12、膝窩の中央はS2である。

ASIA(ISNCSCI)では左右28髄節それぞれに決められたキーセンサリーポイントで触覚と痛覚を評価する。上肢帯では鎖骨上窩がC3、肩鎖関節の頂点がC4、肘窩の外側(橈側)がC5であり、C5に鎖骨上窩を当てた組合せは髄節が2つずれている。体幹では第4肋間=乳頭線がT4、剣状突起がT6、臍がT10、鼠径靱帯の中点がT12と定められており、乳頭を挙げた組合せだけが一致する。したがって臍はT10であってT12ではなく、鼠径靱帯はT12であってL3ではない。下肢ではL2が大腿前面中央、L3が大腿骨内側顆、L4が内果、L5が足背の第3中足趾節関節、S1が踵の外側、S2が膝窩の中央、S3が坐骨結節、S4-5が肛門周囲であり、S4に膝窩を当てた組合せも誤りとなる。体幹は乳頭線=T4、臍=T10、鼠径靱帯=T12という3つの目印を軸に覚えると取り違えを防げる。

✗ 1. 誤り
C5 ― 鎖骨上窩
C5は肘窩の外側が検査点。鎖骨上窩はC3であり、組合せが合わない。
✓ 2. 正しい
T4 ― 乳頭
第4肋間=乳頭線がT4のキーセンサリーポイントで、組合せは正しい。
✗ 3. 誤り
T12 ― 臍
臍はT10の検査点。T12は鼠径靱帯の中点に置かれる。
✗ 4. 誤り
L3 ― 鼠径靱帯
鼠径靱帯の中点はT12の検査点。L3は大腿骨内側顆である。
✗ 5. 誤り
S4 ― 膝窩
S4-5は肛門周囲。膝窩の中央はS2の検査点にあたる。
ポイント
  • T4=乳頭線
  • T10=臍
  • C5=肘窩外側
  • S4-5=肛門周囲
比較表
主要デルマトームのランドマーク
髄節感覚のランドマーク
C4鎖骨上窩・肩
C5肘窩橈側
T4乳頭線
T10
L3大腿内側顆上部
S4-5肛門周囲
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