学習トップ理由で解く 作業療法士第3章 ▸ 一般 / QO52A071

理由で解く 作業療法士

QO52A071 運動学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問71
問題
前腕回外に作用する筋はどれか。
選択肢
1 長掌筋
2 小指伸筋
3 上腕二頭筋
4 長母指屈筋
5 橈側手根屈筋
解答
正解3(上腕二頭筋)
解説

前腕回外の主動作筋は回外筋と上腕二頭筋。特に肘屈曲位で上腕二頭筋の回外作用が強くなる。

前腕の回外は橈骨が尺骨に対して外側へ回旋する運動で、主動作筋は回外筋と上腕二頭筋である。上腕二頭筋は橈骨粗面に停止するため、収縮すると橈骨を引き回して回外を生じる。特に肘関節90°屈曲位ではモーメントアームが大きくなり、抵抗下の回外(ドライバーでねじを締める動作など)で強力に働く。選択肢の他の筋はいずれも手関節や手指の屈伸筋で回外には関与しない。

✗ 1. 誤り
長掌筋
手関節掌屈・手掌腱膜の緊張に働く前腕屈筋群で、回外作用はない
✗ 2. 誤り
小指伸筋
小指(第5指)のMP・IP関節伸展に働く前腕伸筋群で、回外には関与しない
✓ 3. 正しい
上腕二頭筋
橈骨粗面に停止し、肘屈曲とともに前腕回外の主動作筋として働く
✗ 4. 誤り
長母指屈筋
母指IP関節の屈曲に働く深指屈筋群で、回外作用はない
✗ 5. 誤り
橈側手根屈筋
手関節の掌屈・橈屈に働く前腕屈筋で、回外には関与しない
ポイント
  • 前腕回外の主動作筋=回外筋+上腕二頭筋
  • 上腕二頭筋は橈骨粗面停止で、肘屈曲位ほど回外力が強い
  • 回内は円回内筋・方形回内筋が担う
比較表
前腕回内・回外に働く筋
運動主な筋神経支配
回外回外筋、上腕二頭筋橈骨神経(後骨間)、筋皮神経
回内円回内筋、方形回内筋正中神経
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