学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ A. 頭痛・顔面痛・歯痛・眼精疲労 / Q0524

理由で解く 臨床医学総論

Q0524 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第10回(2002) 問題65
問題
拍動性の頭痛を起こすのはどれか。
選択肢
1 くも膜下出血
2 筋収縮性頭痛
3 片頭痛
4 髄膜炎
解答
正解3(片頭痛)
解説
✗ 1. 誤り
くも膜下出血
くも膜下出血は突然発症の激烈な頭痛(雷鳴頭痛)で、拍動性ではない。
✗ 2. 誤り
筋収縮性頭痛
筋収縮性頭痛(緊張型頭痛)は頭を締め付けるような非拍動性の持続的な痛みである。
✓ 3. 正解
片頭痛
✓ 正しい。 片頭痛は頭蓋内外の血管の拡張により生じる血管性頭痛で、拍動性の痛みが特徴である。心拍に一致してズキンズキンと痛む。くも膜下出血は突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛)、筋収縮性頭痛は締め付けるような持続的な痛み、髄膜炎は頭痛とともに項部硬直がみられる。
✗ 4. 誤り
髄膜炎
髄膜炎は頭痛・発熱・項部硬直を呈するが、拍動性頭痛は特徴的ではない。
ポイント
  • 拍動性頭痛は片頭痛の特徴。血管の拡張に伴い心拍に一致した痛みが生じる。
  • 片頭痛は頭蓋内外の血管の拡張により生じる血管性頭痛で、拍動性の痛みが特徴である。
  • 心拍に一致してズキンズキンと痛む。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
頭痛の種類 痛みの性状 特徴
片頭痛 拍動性(ズキンズキン) 血管拡張が原因。閃輝暗点(前兆)を伴うことあり。片側性。数時間〜数日持続
緊張型頭痛 締め付けるような痛み 頭頸部の筋緊張が原因。頭全体の圧迫感・頭重感。肩こりを伴う
群発頭痛 一側眼窩周囲の激痛 流涙・鼻閉・結膜充血などの自律神経症状を伴う
くも膜下出血 ハンマーで殴られたような激痛 突然発症。意識障害を伴うことあり。緊急処置が必要
脳腫瘍 牽引性頭痛 頭蓋内圧亢進による。3主徴:頭痛・嘔吐・うっ血乳頭。けいれんも重要

表: 主な頭痛の分類と痛みの特徴

解説画像
鍼灸 第10回(2002) 問題65|拍動性の頭痛を起こすのはどれか。 解説図
鍼灸 第10回(2002) 問題65|拍動性の頭痛を起こすのはどれか。
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