学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ C. 不随意運動 / Q0348

理由で解く 臨床医学総論

Q0348 運動機能検査

出典:鍼灸 第7回(1999) 問題58
問題
手指振戦をきたす疾患はどれか。
選択肢
1 アジソン病
2 バセドウ病
3 尿崩症
4 粘液水腫
解答
正解2(バセドウ病)
解説
✗ 1. 誤り
アジソン病
この疾患は手指振戦の原因として典型的ではない。
✓ 2. 正解
バセドウ病
✓ 正しい。 手指振戦は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)やパーキンソン病でみられる。甲状腺機能亢進症では周期が短く振幅の小さな細かい振戦がみられ、パーキンソン病では安静時の粗大で緩徐な振戦(丸薬こね運動)が特徴的である。アルコール依存症でも手指振戦が出現する。
✗ 3. 誤り
尿崩症
この疾患は手指振戦の原因として典型的ではない。
✗ 4. 誤り
粘液水腫
この疾患は手指振戦の原因として典型的ではない。
ポイント
  • 手指振戦:甲状腺機能亢進症=細かい振戦、パーキンソン病=粗大な安静時振戦。
  • 手指振戦は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)やパーキンソン病でみられる。
  • 甲状腺機能亢進症では周期が短く振幅の小さな細かい振戦がみられ、パーキンソン病では安静時の粗大で緩徐な振戦(丸薬こね運動)が特徴的である。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
振戦の種類 特徴 出現時期 代表的疾患
安静時(静止時)振戦 粗大で緩徐、丸薬こね運動 静止時に出現、随意運動で消失 パーキンソン病
企図振戦 目標に近づくと増強 随意運動時に出現、静止時は消失 小脳疾患・多発性硬化症
本態性振戦 姿勢保持時の細かい振戦 姿勢保持時 本態性振戦
甲状腺機能亢進症 周期短く振幅小さい細かい振戦 手指伸展時 バセドウ病
羽ばたき振戦 手指・前腕が不規則に屈伸 手関節背屈保持時 重症肝疾患(肝性昏睡)
解説画像
鍼灸 第7回(1999) 問題58|手指振戦をきたす疾患はどれか。 解説図
鍼灸 第7回(1999) 問題58|手指振戦をきたす疾患はどれか。
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