学習トップ理由で解く 臨床医学総論第2章 ▸ C. 触診 / Q0015

理由で解く 臨床医学総論

Q0015 診察の方法

出典:あマ指 第24回(2016) 問題50
問題
触診について正しいのはどれか。
選択肢
1 聴診より先に行う。
2 最初は力を強く加える。
3 疼痛のある部位は最後に行う。
4 体位変換は避ける。
解答
正解3(疼痛のある部位は最後に行う。)
解説
✗ 1. 誤り
聴診より先に行う。
聴診は触診の前に行う。腹部診察の順序は視診→聴診→打診→触診であり、触診を先に行うと腸管蠕動に影響を与えるためである。
✗ 2. 誤り
最初は力を強く加える。
触診は最初は軟らかく広く触れ、力を加える場合は徐々に加える。最初から力を強く加えてはならない。
✓ 3. 正解
疼痛のある部位は最後に行う。
✓ 正しい。 触診では疼痛のある部位は最後に行うのが原則である。痛む箇所を最初に触診すると、腹壁筋肉が緊張してしまい、その後の詳しい触診ができなくなる。まず他の部位の触診を行い、最後に問題の局所を入念に触診する。患者には「痛む箇所は最後にくわしく診察します」と説明しておくとよい。
✗ 4. 誤り
体位変換は避ける。
体位や姿勢、肢位をいろいろ変えて触診することは重要であり、体位変換を避けるのは誤りである。
ポイント
  • 触診は疼痛部位を最後に行い、最初は軽く広く触れる
  • 触診では疼痛のある部位は最後に行うのが原則である。
  • 痛む箇所を最初に触診すると、腹壁筋肉が緊張してしまい、その後の詳しい触診ができなくなる。
  • 重要用語: 最初は軽く広く触れる を正確に理解しておくこと。
比較表
触診の原則 内容 理由
力の加え方 最初は軟らかく広く触れ、徐々に力を加える 衝撃的に行うと筋緊張を招く
疼痛部位の順番 疼痛部位は最後に触診する 先に触診すると腹壁が緊張し、その後の触診が困難になる
手指の温度 適温に保つ(冬季は特に注意) 冷たい手で触れると皮膚・筋肉が緊張する
体位変換 種々の体位・姿勢で行う 病変の性状が体位により変化しうる
腹部の診察順序 視診→聴診→打診→触診 先に触診すると腸蠕動に影響する
解説画像
あマ指 第24回(2016) 問題50|触診について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第24回(2016) 問題50|触診について正しいのはどれか。
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