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理由で解く 理学療法士

QP60A056 解剖学

出典:第60回理学療法士国家試験(2025)午前 問56
問題
下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 グレリン
2 エストロゲン
3 オキシトシン
4 バソプレシン
5 アルドステロン
解答
正解3(オキシトシン)、4(バソプレシン)
解説

下垂体後葉ホルモンはオキシトシンとバソプレシン(抗利尿ホルモン)。視床下部の神経細胞で産生され後葉へ運ばれ放出される。

下垂体後葉(神経性下垂体)から分泌されるのはオキシトシンとバソプレシン(抗利尿ホルモンADH)の2つである。これらは視床下部(室傍核・視索上核)の神経細胞で合成され、軸索を通って後葉に運ばれて貯蔵・放出される神経分泌の代表例。オキシトシンは子宮収縮・射乳を促し、バソプレシンは腎集合管での水再吸収を高め血漿浸透圧を調整する。グレリンは胃、エストロゲンは卵巣、アルドステロンは副腎皮質から分泌され後葉とは無関係。

✗ 1. 誤り
グレリン
胃から分泌され食欲亢進・成長ホルモン分泌を促す
✗ 2. 誤り
エストロゲン
卵巣(顆粒膜細胞)から分泌される女性ホルモン
✓ 3. 正しい
オキシトシン
後葉から分泌。子宮収縮・射乳を促す
✓ 4. 正しい
バソプレシン
後葉から分泌。抗利尿ホルモンとして水再吸収を促す
✗ 5. 誤り
アルドステロン
副腎皮質(球状帯)から分泌される鉱質コルチコイド
ポイント
  • 後葉=オキシトシン・バソプレシン(ADH)
  • 視床下部で産生され後葉から放出(神経分泌)
  • 前葉=成長ホルモン・ACTH・TSH・プロラクチン・LH・FSH
比較表
下垂体ホルモンの分泌部位
ホルモン分泌部位
オキシトシン下垂体後葉
バソプレシン(ADH)下垂体後葉
成長ホルモン・ACTH等下垂体前葉
エストロゲン卵巣
アルドステロン副腎皮質
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