学習トップ理由で解く 理学療法士第6章 ▸ 一般 / QP56P080

理由で解く 理学療法士

QP56P080 臨床心理学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午後 問80
問題
防衛機制として誤っているのはどれか。
選択肢
1 転移
2 抑圧
3 合理化
4 反動形成
5 スプリッティング
解答
正解1(転移)
解説

転移は治療関係の中で過去の重要人物への感情を治療者に向ける現象であり、防衛機制ではない。抑圧・合理化・反動形成・スプリッティングは防衛機制。

防衛機制とは、不安や葛藤から自我を守るために無意識に働く心理的メカニズムである。抑圧(受け入れがたい欲求を無意識に押し込める)、合理化(もっともらしい理由づけで正当化する)、反動形成(本心と反対の態度をとる)、スプリッティング(対象を全て良い/全て悪いと二分する、境界性パーソナリティで顕著)はいずれも防衛機制に分類される。一方『転移』は精神分析の治療場面で、患者が過去の重要人物に向けた感情を治療者に向ける現象を指し、防衛機制ではない。よって誤っているのは転移である。

✓ 1. 誤り
転移
治療者へ過去の重要人物への感情を向ける現象で、防衛機制ではない(正=誤っている)
✗ 2. 正しい
抑圧
受け入れがたい欲求・感情を無意識に押し込める防衛機制
✗ 3. 正しい
合理化
もっともらしい理由で正当化する防衛機制
✗ 4. 正しい
反動形成
本心と反対の態度・行動をとる防衛機制
✗ 5. 正しい
スプリッティング
対象を全て良い/全て悪いに二分する防衛機制
ポイント
  • 転移は防衛機制ではなく治療関係で生じる現象
  • 抑圧・合理化・反動形成・スプリッティングは防衛機制
  • スプリッティングは境界性パーソナリティ障害で顕著
比較表
代表的な防衛機制
防衛機制内容
抑圧苦痛な感情・欲求を無意識に押し込める
合理化都合よく理由づけして正当化する
反動形成本心と反対の態度をとる
スプリッティング対象を全て良い/悪いに二分する
投影自分の感情を他者に帰属させる
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 理学療法士
App Store入手