学習トップ理由で解く 理学療法士第4章 ▸ 一般 / QP55A084

理由で解く 理学療法士

QP55A084 臨床医学大要

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午前 問84
問題
接触感染するのはどれか。
選択肢
1 MRSA
2 結核菌
3 風疹ウイルス
4 麻疹ウイルス
5 インフルエンザウイルス
解答
正解1(MRSA) または 3(風疹ウイルス) または 4(麻疹ウイルス) 〈複数正答:いずれも正解〉
解説

※本問は複数正答(厚生労働省が複数の選択肢を正解と認定)。選択肢 1/3/4 のいずれを選んでも正解。

MRSAは代表的な接触感染。風疹・麻疹ウイルスは飛沫・空気感染に加え、鼻咽頭分泌物などとの直接接触によっても伝播しうる。結核菌は空気感染、インフルエンザは飛沫感染が主体。

感染経路は接触・飛沫・空気(飛沫核)に大別される。MRSAは手指や器材を介した接触感染の代表であり、接触予防策が必要である。麻疹ウイルスは空気感染、風疹ウイルスは飛沫感染が主経路だが、いずれも感染者の鼻咽頭分泌物との直接・間接接触によっても伝播しうるため接触感染する病原体に含まれる。一方、結核菌は飛沫核による空気感染、インフルエンザウイルスは咳・くしゃみの飛沫による飛沫感染が主体で、これらは接触感染の代表としては扱われない。リハビリテーションでは複数患者と密接に接触するため、手指衛生と適切な予防策の選択が重要である。

✓ 1. 正しい
MRSA
手指・器材を介した接触感染の代表。接触予防策が必要
✗ 2. 誤り
結核菌
飛沫核による空気感染。陰圧個室・N95マスクで対応
✓ 3. 正しい
風疹ウイルス
飛沫感染が主だが鼻咽頭分泌物との接触でも伝播しうる
✓ 4. 正しい
麻疹ウイルス
空気感染が主だが分泌物との直接接触でも伝播しうる
✗ 5. 誤り
インフルエンザウイルス
咳・くしゃみの飛沫による飛沫感染が主体
ポイント
  • MRSA=接触感染の代表
  • 結核=空気感染、インフルエンザ=飛沫感染
  • 麻疹・風疹は主経路のほか分泌物接触でも伝播しうる
比較表
主な病原体と感染経路
病原体主な感染経路
MRSA接触感染
結核菌空気感染
麻疹ウイルス空気感染(接触でも伝播)
風疹ウイルス飛沫感染(接触でも伝播)
インフルエンザウイルス飛沫感染
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