学習トップ理由で解く 理学療法士第3章 ▸ 一般 / QP53P071

理由で解く 理学療法士

QP53P071 運動学

出典:第53回理学療法士国家試験(2018)午後 問71
問題
肩関節外転90度での水平屈曲に作用する筋はどれか。
選択肢
1 広背筋
2 大円筋
3 棘下筋
4 烏口腕筋
5 肩甲挙筋
解答
正解4(烏口腕筋)
解説

肩関節90度外転位からの水平屈曲(水平内転)に働くのは、上腕を前内方へ引く烏口腕筋・三角筋前部・大胸筋。

肩関節を90度外転した肢位から上腕を前方(正中方向)へ動かす運動が水平屈曲(水平内転)である。この動きを起こすのは、上腕骨を前内方へ引く筋、すなわち大胸筋・三角筋前部・烏口腕筋である。選択肢の中では上腕を前方へ引く烏口腕筋のみが該当する。広背筋・大円筋・棘下筋はいずれも上腕を後方あるいは外旋方向へ引くため、水平屈曲の拮抗(水平伸展・外旋)に働く。肩甲挙筋は肩甲骨を挙上する筋で上腕の運動には関与しない。

✗ 1. 誤り
広背筋
上腕の伸展・内旋・内転に働き、水平伸展側に作用
✗ 2. 誤り
大円筋
上腕の内旋・内転・伸展に働き、後方へ引く水平伸展筋
✗ 3. 誤り
棘下筋
ローテーターカフの一つで上腕を外旋、水平伸展に働く
✓ 4. 正しい
烏口腕筋
上腕を前方へ引き、屈曲・水平屈曲(水平内転)に作用
✗ 5. 誤り
肩甲挙筋
肩甲骨を挙上する筋で、上腕の水平屈曲には関与しない
ポイント
  • 水平屈曲=水平内転、上腕を前内方へ引く
  • 水平屈曲筋=大胸筋・三角筋前部・烏口腕筋
  • 広背筋・大円筋・棘下筋は水平伸展/外旋側
比較表
肩関節水平運動に働く主な筋
運動主動作筋
水平屈曲(水平内転)大胸筋、三角筋前部、烏口腕筋
水平伸展(水平外転)三角筋後部、棘下筋、小円筋、大円筋、広背筋
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