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理由で解く 理学療法士

側脳室の著明拡大+高位円蓋部脳溝の狭小(DESH)に加え、髄液排出で歩行が改善(tap test陽性)=正常圧水頭症。
提示された頭部MRI(T1強調冠状断)では、左右の側脳室が対称性に著明に拡大している一方、頭頂部(高位円蓋部)の脳溝は相対的に狭小で、脳室拡大の程度に釣り合っていない。この「脳室拡大に対して高位円蓋部の脳溝が不釣り合いに狭い」パターンは正常圧水頭症(特発性正常圧水頭症)に特徴的な所見(DESH)である。臨床的にも、腰椎穿刺で髄液を排出したところ歩行障害が改善したという経過はタップテスト陽性を意味し、正常圧水頭症を強く支持する。正常圧水頭症は歩行障害・認知機能低下・尿失禁を三徴とし、髄液シャント術で改善が期待できる「治療可能な認知症・歩行障害」の代表である。他の選択肢(Parkinson病、脳梗塞、脳出血、慢性硬膜下血腫)は、この画像の脳室拡大主体の所見や髄液排出での改善という経過に合致しない。したがって最も考えられるのは正常圧水頭症である。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 三徴 | 歩行障害・認知機能低下・尿失禁 |
| 検査 | 髄液タップテスト、MRI(DESH・脳室拡大) |
| 治療 | 髄液シャント術(V-Pシャント等) |
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