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理由で解く 看護師国試

Q111A054 老年看護学

出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問54
問題
30歳を100%とした生理機能と比較して、老年期において機能の残存率の平均値が最も低下するのは次のうちどれか。
選択肢
1 基礎代謝率
2 最大換気量
3 細胞内水分量
4 神経伝導速度
解答
正解2(最大換気量)
解説

加齢に伴い各生理機能は低下するが、残存率が最も大きく低下する(=最も低くなる)のは最大換気量である。

加齢による生理機能の低下の程度は機能ごとに異なる。呼吸機能のうち最大換気量は呼吸筋力の低下や胸郭・肺の弾性低下により著明に低下し、30歳を100%とすると老年期には約40%前後まで低下し、選択肢の中で残存率が最も低い。神経伝導速度は加齢による低下が比較的小さく(約85〜90%残存)、基礎代謝率・細胞内水分量も最大換気量ほどの大きな低下はみられない。したがって最も低下するのは最大換気量である。

✗ 1. 誤り
基礎代謝率
低下するが最大換気量ほどの大きな低下ではない
✓ 2. 正しい
最大換気量
呼吸筋力・胸郭弾性の低下で著明に低下し、残存率が最も低い
✗ 3. 誤り
細胞内水分量
加齢で減少するが低下の程度は最大換気量より小さい
✗ 4. 誤り
神経伝導速度
加齢による低下が比較的小さく高い残存率を保つ
ポイント
  • 加齢で最も低下=最大換気量(呼吸予備能)
  • 神経伝導速度は低下が小さい
  • 機能ごとに老化の速度が異なる
比較表
加齢による生理機能の残存率(30歳=100%の目安)
機能老年期の残存率の傾向
最大換気量最も低い(約40%前後)
基礎代謝率中程度に低下
細胞内水分量中程度に低下
神経伝導速度比較的高く保たれる(約85〜90%)
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