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理由で解く 看護師国試

Q109A048 人体の構造と機能

出典:第109回看護師国家試験(2020)午前 問48
問題
手術後に無排卵になるのはどれか。
選択肢
1 脳下垂体全摘出術
2 単純子宮摘出術
3 低位前方切除術
4 片側卵巣切除術
解答
正解1(脳下垂体全摘出術)
解説

排卵は視床下部―下垂体―卵巣系(HPO軸)で制御され、下垂体からのFSH・LHが不可欠。下垂体を全摘するとゴナドトロピンが分泌されず無排卵になる。

排卵は下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモン〈FSH〉と黄体形成ホルモン〈LH〉によって卵巣が刺激されて起こる。脳下垂体を全摘出するとFSH・LHが分泌されなくなり卵巣が刺激されないため排卵は停止する。子宮摘出は卵巣が残れば排卵は続く(月経のみ消失)。片側卵巣切除では対側卵巣で排卵が継続する。低位前方切除術は直腸の手術で生殖内分泌には直接関与しない。

✓ 1. 正しい
脳下垂体全摘出術
FSH・LHの分泌が失われ卵巣が刺激されず無排卵となる
✗ 2. 誤り
単純子宮摘出術
卵巣を温存すれば排卵は続き、月経が消失するのみ
✗ 3. 誤り
低位前方切除術
直腸の切除術で、排卵の内分泌機構には影響しない
✗ 4. 誤り
片側卵巣切除術
残った対側の卵巣で排卵が継続する
ポイント
  • 排卵は視床下部―下垂体―卵巣系(HPO軸)で調節
  • 下垂体全摘でFSH・LHが枯渇し無排卵
  • 子宮摘出(卵巣温存)は月経消失するが排卵は続く
比較表
手術と排卵への影響
手術排卵への影響
脳下垂体全摘出術FSH・LH喪失→無排卵
単純子宮摘出術(卵巣温存)排卵継続・月経消失
片側卵巣切除術対側卵巣で排卵継続
低位前方切除術(直腸)排卵に影響なし
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