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理由で解く 看護師国試

Q107P027 人体の構造と機能

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問27
問題
ビタミンと生理作用の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 ビタミンA ── 嗅覚閾値の低下
2 ビタミンD ── Fe2+吸収の抑制
3 ビタミンE ── 脂質の酸化防止
4 ビタミンK ── 血栓の溶解
解答
正解3(ビタミンE ── 脂質の酸化防止)
解説

ビタミンEは抗酸化作用をもち、細胞膜脂質の酸化(過酸化脂質生成)を防ぐ。

脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の生理作用を問う問題。ビタミンEは代表的な抗酸化ビタミンで、細胞膜の不飽和脂肪酸を過酸化から守る(脂質の酸化防止)。ビタミンAは視覚(ロドプシン)・上皮の維持に働き、欠乏で夜盲症を起こす。ビタミンDは腸管でのカルシウム・リン吸収を促進する。ビタミンKは肝臓での凝固因子(II=プロトロンビン・VII・IX・X)の合成に必要で、血液凝固を促進する。欠乏すると出血傾向をきたす。

✗ 1. 誤り
ビタミンA ── 嗅覚閾値の低下
ビタミンAは視覚・上皮維持に関与し、欠乏で夜盲症。嗅覚閾値低下との組合せは誤り
✗ 2. 誤り
ビタミンD ── Fe2+吸収の抑制
ビタミンDはカルシウム・リンの吸収を促進する。鉄吸収抑制は誤り(鉄吸収を助けるのはビタミンC)
✓ 3. 正しい
ビタミンE ── 脂質の酸化防止
抗酸化作用により脂質の過酸化を防ぐ
✗ 4. 誤り
ビタミンK ── 血栓の溶解
ビタミンKは凝固因子の合成を促して血液凝固を助ける。血栓を溶かすのは線溶系のプラスミンの働きであり、組合せは誤り
ポイント
  • ビタミンE=抗酸化(脂質の酸化防止)
  • ビタミンA=視覚・上皮(欠乏で夜盲症)
  • ビタミンD=Ca・P吸収促進、ビタミンK=凝固因子合成
比較表
脂溶性ビタミンの主な作用
ビタミン主な生理作用欠乏症
A視覚・上皮維持夜盲症
DCa・P吸収促進くる病・骨軟化症
E抗酸化(脂質酸化防止)溶血性貧血など
K凝固因子合成出血傾向
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